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  • 2021年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」で最高位にあたる理事長賞、優良事業者賞を受賞
  • 2021年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」で最高位にあたる理事長賞、優良事業者賞を受賞

    ▲「NEDO省エネルギー技術開発賞」理事長賞の表彰状を持つ
    当社 研究開発事業本部 インキュベーションセンター 所長 津田 裕介(中央)、 同 第三開発室 研究員 塩見 竹史(右)
    (左は、NEDO理事 和田 恭 氏)

     国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)主催の2021年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」において、最優良事業者を表彰する理事長賞に、「GaNパワーデバイスを用いた高効率サーバー用電源の開発」、優良事業者賞に「高効率・省エネルギーを実現するドライアイス代替蓄冷材料およびコールドサプライチェーンの開発」が選出されました。

    ■ 2021年度「NEDO省エネルギー技術開発賞」受賞内容

    受賞名 受賞テーマ名 受賞者
    理事長賞
    (最優良事業者)
    GaNパワーデバイスを用いた高効率サーバー用電源の開発 シャープ株式会社
    シャープセミコンダクター
    イノベーション株式会社
    優良事業者賞 高効率・省エネルギーを実現するドライアイス代替蓄冷材料およびコールドサプライチェーンの開発 シャープ株式会社

     1月28日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された「ENEX2022 第46回地球環境とエネルギーの調和展(1/26~28)」のNEDOブースにて表彰式が行われ、当社 研究開発事業本部 インキュベーションセンター 所長 津田 裕介、 同 第三開発室 研究員 塩見 竹史、Smart Appliances & Solutions事業本部 国内スモールアプライアンス事業部 スマート事業推進部(TEKION LAB)課長 内海 夕香が出席。授賞式に引き続き、理事長賞を受賞したテーマのプレゼンテーションを行いました。また、NEDOブース内にて、両受賞テーマを紹介するセミナーも開催しました。

     

    ▲「NEDO省エネルギー技術開発賞」優良事業者賞の表彰状を持つ
    研究開発事業本部 インキュベーションセンター 所長 津田 裕介(中央)、
    Smart Appliances & Solutions事業本部 国内スモールアプライアンス事業部 スマート事業推進部 課長 内海 夕香(右)
    (左は、NEDO理事 和田 恭 氏)

    ▲「NEDO省エネルギー技術開発賞」理事長賞受賞のプレゼンテーションを行う
    研究開発事業本部 インキュベーションセンター 所長 津田 裕介

     NEDOは、経済成長と両立する持続可能な省エネルギーの実現のため、民間企業などから省エネルギーに寄与する技術開発テーマを公募して開発費の一部を助成する「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」(2012年度~2022年度)を実施しています。そして、同プログラムによる支援終了後も、事業者が研究開発を継続し当該技術の迅速な社会実装を後押しすることを目的に、研究開発目標の達成度や開発成果の意義など、外部有識者からなる委員会審査で一定以上の評価が得られたテーマを「NEDO省エネルギー技術開発賞」として表彰しています。2021年度は同プログラムで2020年度まで支援してきたテーマから13テーマ14事業者を選出しています。

     

     「GaNパワーデバイスを用いた高効率サーバー用電源の開発」は、先端的なパワーエレクトロニクス技術を有効活用し、優れた電力変換効率を有する小型サーバー電源を開発したこと、「高効率・省エネルギーを実現するドライアイス代替蓄冷材料およびコールドサプライチェーンの開発」については、冷凍輸送のドライアイスの代替として、凍結時の省エネルギーを実現する-22℃適温蓄冷材を開発したことが評価されました。

     シャープはこれからも、省エネルギーにつながる技術開発を推進することでSDGs達成に向け貢献してまいります。

    ■ 研究開発の概要

    受賞テーマ名 研究開発の概要・成果
    GaNパワーデバイスを用いた高効率サーバー用電源の開発 データセンターの消費電力削減に貢献するため、サーバーに実装する電源の電力損失を最小化する高効率サーバー電源を開発。

    2kWサーバー電源において、80PLUS認証の体積最小クラス(600cc未満)データに対して、最高効率である96.5%を実現しました。これは、1kWで5年連続稼働の場合、1台当たり1,100kWhの消費電力削減となります。

    ※ 80PLUS:電源効率の規格制定、および、実機効率の評価と認証を実施する機関

    高効率・省エネルギーを実現するドライアイス代替蓄冷材料およびコールドサプライチェーンの開発 ドライアイスの需給逼迫など、冷凍輸送に使用できる低温蓄冷材の需要が高まる中、蓄冷材凍結には蓄冷材の凝固点よりもさらに低い低温環境を必要とし、エネルギー消費量増大が懸念されるため、凍結時のエネルギー消費低減を目的に、凍結の効率を向上した蓄冷材を開発。

    凝固開始温度-24℃で、融点-22℃の適温蓄冷材の開発により、ドライアイスを代替でき、凍結時の大幅な省エネルギーを実現しました。

    <省エネ効果>
    蓄冷材専用凍結庫における省エネルギー効果として、設定温度の上昇と凍結時間の短縮の効果により、消費電力の40%以上の削減効果が期待できます。


    -22℃適温蓄冷材

     
     

     

    セミナーの様子(研究員 塩見 竹史)
    「GaNパワーデバイスを用いた高効率サーバー用電源の開発」
    セミナーの様子(課長 内海 夕香)
    「高効率・省エネルギーを実現するドライアイス代替蓄冷材料 およびコールドサプライチェーンの開発」

     

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