シャープは、モバイル型ロボット電話『ロボホン』の法人導入を本格的に開始します。導入した法人向けに、受付や接客、観光案内、見守りなどビジネスシーンで活用できるアプリケーションパック「お仕事パック」を提供します。また、『ロボホン』専用アプリを開発し販売する企業と契約し、サポートしていく「認定開発パートナー制度」を開始します。
■「お仕事パック」
『ロボホン』は2016年5月26日の発売以来、多くのお客様から法人向けの活用についてお問い合わせやご要望をいただきました。『ロボホン』は会話ができるロボットであり、持ち運びできる小型サイズ、3G/LTEの通信回線によりどこでもネットワークに繋がることから、企業/施設/店舗などでの受付や接客、イベントでの利用、観光案内、見守りなど様々な業種や用途での活用が期待されています。当社はこうしたニーズに対応するため、この度「お仕事パック」を提供します。
「お仕事パック」は“受付・接客アプリ”、“プレゼンアプリ”、“遠隔アプリ”の3つのアプリから構成されています。
① 受付・接客アプリ
企業などでの受付や接客シーンで『ロボホン』がお客様への案内や質問に回答するアプリです。『ロボホン』が話す案内や想定されるお客様の質問とその回答は、導入企業にて自由に設定することができます。また、レストランなどの店舗では『ロボホン』のメールアプリと連携して、お客様の注文内容などを指定の宛先へメール送信することができます。
② プレゼンアプリ
プロジェクターや、Android TM 対応スマートフォン・タブレットなどで画面を表示しながら導入企業が設定した内容を『ロボホン』が説明するアプリで、営業サポートや観光案内などのシーンで幅広く利用できます。
③ 遠隔アプリ
自宅にいる高齢者や子供に外出先などからメッセージを送り、受信者がメッセージを確認したことを送信元に通知するアプリです。遠隔地から『ロボホン』を使って写真撮影もできますので、離れた場所でも状況の確認が可能です。
「お仕事パック」は今後『ロボホン』の導入を希望する企業のニーズを取り入れ、アプリの追加やアップデートなどを行っていきます。また、法人向けに、「お仕事パック」ではカバーできない用途へのカスタマイズの相談も受け付けます※1。さらに、導入企業のインバウンド需要に対応するため、2016年度中には「お仕事パック」の英語・中国語の音声認識・発話にも対応します。
※1 別途開発費が必要となります。