半導体事業部

• 半導体とは
  

  半導体は私たちが日常用いている家電、PCやスマートフォンなどの電子機器、さらには銀行ATMや鉄道、通信サービスなどの社会インフラに多数使用され、暮らしの中で欠かせない、技術革新に必要不可欠な存在です。その世界市場規模は5,000億米ドルを超えるとも言われており、今後も旺盛な需要を背景に高い成長率で拡大し続けると予測されています。半導体事業部ではその市場で国際的に有名なチップ設計企業を数多く顧客にもち、高性能化・低消費電力化・小型化といったニーズに応えるため、およそ50年にわたり培った高い半導体製造技術をベースに、継続的な新規製造プロセス開発とサービスの質の向上に取り組んでいます。

• 今後の取り組み
  

  電子機器の増大やEVの普及、クラウドサービスの利用増に伴うデータセンターの増加などにより大量の電力が必要とされる中、半導体事業部では、表示した画像を消費電力“ゼロ”で保持可能な“電子ペーパーディスプレイ”向けの駆動制御用「ドライバIC」、電子機器システムへの最適な電源の供給や電源電圧レベルの監視をおこなう「電源管理IC」、電力を無駄なく効率的に利用して省エネを実現する「パワー半導体」といった、電力不足や地球温暖化の問題解決に貢献する半導体向けのサービス提供を開始し、事業拡大を目指しています。またカーボンニュートラルの実現に向けて注目されている、化合物半導体材料を用いた新しい半導体の製造プロセス開発にも取り組んでいます。

  豊かで快適な暮らしを支える「半導体」。
  その半導体のチップ形成工程 (プロセス) 開発と、お客様であるチップ設計企業から提供された設計データに基づき半導体チップを形成する「ウエハファウンドリー (受託製造)」サービスの提供を通じて、世界中のお客様と共に、より良い暮らしや社会の実現にこれからも貢献していきます。

レーザー事業部

• 半導体レーザーとは
  

  SDGs、カーボンニュートラル、EV、ヘッドアップディスプレイ、AR/VR、スマート農業 (食料危機の解決)、etc. …。半導体レーザーは、これらすべてに関わる、未来に欠かせない技術の1つです。太陽光やLEDとは違い、レーザーは指向性が高く、狭い波長 (色) に絞ることができることから、多くの新たな可能性を秘めている分野ですが、皆さんの生活の中でも、5G通信、ゲーム、テレビ、美容、医療、ポインターなど様々な用途で活躍している、実は意外と身近な技術です。SFLでは、赤/緑/青の可視光レーザーに加え、UV/赤外のレーザーを扱っています。このラインアップは世界唯一です。様々な波長 (色) のレーザーをラインアップしており、それだけ幅広い用途に対応できます。それがSFLの強みです。

• 今後の取り組み
  

  農業

  

  レーザー除草ロボット、害虫駆除/害獣忌避レーザー
  

  高齢化や担い手不足、農薬による環境破壊を解決するため、除草剤を使わずに雑草の成長を阻害するレーザーや、穀物を食い荒らす害虫の駆除、害獣忌避をするレーザーの開発に取り組みます。

  加工

  

  EV用モーターやバッテリー加工
  

  電気自動車の需要拡大に伴い、モーターや電池に使用される銅への光吸収効率が高い青色レーザー加工が注目されており、その高出力化に取り組みます。

  路面描画

  車の後退ランプ表示、店舗内の案内表示、災害時の誘導など、注意喚起を促すことで安全な移動をフォローするレーザー路面描画に取り組みます。

• 研究開発 (マイクロLEDディスプレイ「シリコンディスプレイ」)

レーザー事業部ではマイクロLEDディスプレイの研究開発にも取り組んでいます。高解像度、高輝度を実現できる技術で、量子ドットを用いたフルカラー化技術による小型/高精細化を目指しています。特にARグラス光源の本命として開発をしています。